jibunです。
コーチに向いている人・向いていない人の特徴をまとめました。
部活動での昨今の体罰やモラハラの問題…地域移行化がが進む中、新しくコーチを志す人も増えてきたかもしれません。その中で、「自分はコーチに向いているのか?」と不安になることもあると思います。
今回は、コーチに向いている人の特徴を6選、向いていない人の特徴を4選を解説しています!
もし向いていない人の特徴に当てはまっていても心配ありません!コーチは最初から完璧ではありません。大事なことは自覚をし、行動をすることだと思います!
そもそも、「コーチをやろう!」と考えている方に悪い人はいません。「競技が上達して欲しい」「楽しんで欲しい」「試合に勝って欲しい」と願い、その道を志したはずです。
これを見て、共に学び、グッドコーチを目指していきましょう!!
コーチに向いている人の特徴6選
コーチに向いている人はどのような人のことをいうのでしょうか?
コーチに求められていることを参考に、コーチに向いている人の特徴を6つ解説していきます!
その前提として、コーチに求められていることを考えることによって、向いてる人の特徴が考えやすくなります!
およそここに集約されるかもしれません。
いずれにしても、コーチには競技指導が大前提にあり、個々に合わせた指導アプローチが求めらていると考えられます。
それを踏まえて向いている人の特徴6選です!
コーチに向いている人の特徴1:責任感がある
選手を指導するというのは大きな責任があります。
技術の向上の責任はもちろんのこと、彼らの人生に大きな影響を与えます。
それは良くも悪くもです。
昨今では体罰やハラスメントの悲しいニュースが散見されます。
その場だけでなく、その後の人生の消えない傷として残す可能性があります。
そして同じように、一生の宝物にすることもできます。
つまり責任感とは「良い方にも悪い方にも大きな影響を与える可能性がることを自覚していること」です。
自分の発言や指導、ふるまいがどのような影響を与えるのかを考えて行動できる人はコーチに向いていると言えます!
コーチに向いている人の特徴2:向上心がある
コーチの役割は「選択肢(オプション)を示す」ことです。
コーチが幅広く選択肢を持つには、学び続ける必要があります。
コーチには常に「学ぶ姿勢が」が問われます。選手はそれを見抜きます。
皆さんも選手によく「わからないなら聞きましょう!」や「自主練習しよう!」などの声かけしますよね?コーチも一緒です。
コーチも勉強を欠かさず、学ぶ姿勢を取り続けられることが大切です。
「時間がないから…」では選手から信頼されません。
学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない
元フランス代表サッカー監督 ロジェ・ルメール
コーチに向いてる人の特徴3:観察能力がある、もしくは好き
3つ目は、「観察」です!
コーチは常に選手の様子を個別に観察し続けなくてはいけません!
体調や精神的な背景、プレーの特徴、個々の性格、関係性など…、項目は様々です。
そしてそれぞれにあった個別の指導アプローチを実行しなければいけません!
その上で観察能力は必須になります。些細な変化に気付けるかは、コーチの生命線かもしれません!
大きな事故や問題が起きる前にアプローチができ、それらを未然に防ぐ手助けにもなります。
また、技術面でも変化に気付くことができると、選手の自己肯定感を高めることにもなります。
じっと、そしてさりげなく常に観察するのは大切です!
コーチに向いている人の特徴4:分析能力がある、もしくは好き
4つ目は「分析」です!
物事を分析することが好きな人は間違いなくコーチに向いています!
それは数字的なものでも、そうでないものも同様です。
試合で上手くいかなかった時に、その原因をどれだけ正確に分析できるかどうかは最も大事な能力の1つです!
この分析を間違えると、関係のない練習を実施したり、選手に必要以上に負荷をかける原因になります。
これは試合後の分析や振り返りだけでなく、練習中から発揮し、その場で調整する時にも非常に有用です!
また技術面に関しても同様のことが言えます。
基礎プレー1つとっても、「どのような動きで構成されているのか」を分析することが大切です。
私は例えで「鋼の錬金術師」を用います。そこでは錬金術とは「物質を理解・分解・再構築すること」と表現しています。
練習を作る、ということは「プレーを理解・分解・再構築すること」になります。
慎重に、丁寧に、抜かりなく行えると効果が得られやすいです。
そのためには、分析が非常に大切です。
コーチに向いている人の特徴5:柔軟な発想がある人
5つ目は「柔軟性」です!
これは特に昨今では、多様性を認め合う時代になっています。
コーチを志す人には、特に多いのが「自分が選手時代にやった練習方法や考え方をそのまま使用する」ことです。
その練習方法である程度成功してきた実績がありますし、いきなり最新の練習方法を提示することは難しいです。
私も、「自分の選手時代」を使用すること自体には全く反対ではないのですが、
あくまで参考にしたり、それを柔軟に現代風にアレンジすることが必要だと考えております!
また発言や問いかけも同様です。
選手の声にしっかり耳を傾け、それを踏まえた上で、自身の考えを乗せていくのが良いです。
みんなちがって、みんないい
金子みすゞ 「私と小鳥と鈴と」より
ちなみに私は練習中は特に、選手の状態や進行度に応じて、どんどん変化・変更させます。
コーチに向いている人の特徴6:計画を立てるのが好き
6つ目は「計画性」です。
基本的にはすべて計画の中で柔軟性をもって進行します。
ターゲットとなる日から逆算して、練習内容を作成していきます。
私は練習の中に「ストーリー性」を求めています。
「ストーリー性がある練習」とは、「練習の冒頭に実施した基礎テクニックが、最後の応用場面で発揮できるようにすること」です。
練習冒頭の伏線を最後に回収するような感覚です。
家に帰った時に家族に「今日は〇〇ができた!」と話してもらえることを目標にしています。
これを楽しめる人はコーチとして大きく伸びる可能性を持っています。
コーチに向いていない人の特徴4選(改善策や学習方法)
逆にコーチに向いていない人はどのような特徴があるのでしょうか。
これを知ることにより、反面教師としてご自身の学びに繋がります。
「該当してるかも…」「全部ではないけど、少しそんな時もあるかも…」という方もご安心を!
改善策や学習方法も併せてご覧になってください!
コーチに向いていない人の特徴1:過信家
自信を持つこと自体はとても大切です。
コーチの自身のない振る舞いは、選手にしっかりと伝わります。
自身をもって堂々と接することは必要です。
ただし、必要以上に過信しているのは非常に危険です。
なぜなら上手くいかなかった時に、
「自分は間違っていない、できない選手に問題がある」と考えてしまいます。
「なぜできない?やろうとしない?意識できていない?」と発言してしまうかもしれません。
コーチが思考を止めた瞬間に、選手の成長が止まります。
コーチに向いていない人の特徴2:曖昧な言葉を使う
コーチは「言葉を扱う」職業です。
言葉を正確に扱わないと、誤解やミス、最悪の場合は事故につながるかもしれません。
そのことを踏まえると、「曖昧な言葉を使う人」はその危険性に気付けていません。
また、選手への支持が曖昧となり、プレーへの迷いや不安感を生むことになります。
自分自身が理解できていない時は、曖昧な言葉を使いがちです。
コーチに向いていない人の特徴3:完璧主義
完璧な人間は存在しません。
完璧主義の人は、細部まで拘っていてるという良い面もあります!
しかし、基本的にスポーツにおいては「不確実性」が多いです。
毎回、全く同じ状況というのは少ないですし、完璧を求めるとプレーの幅が狭まります。
結果的に、対応力や修正能力が成長しなくなってしまうかもしれません。
また求められるレベルが高すぎると、選手のモチベーションにも関わります。
コーチに向いていない人の特徴4:情熱がありすぎる人
このような人の多くは責任感が非常に強く、「自分がなんとかしなきゃ」と使命感に燃えています。
試合中や練習中に大声を張り上げてることが多かったりします。
ただ、情熱があって素晴らしいことなんです!間違いなく尊敬に値します!
きっと誰よりも選手を愛しているし、応援してくれています。
しかし忘れてはいけないのが、あくまで「プレイヤーセンタード」である、ということです。
「コーチの役割は上質な場を設定すること」と以前記事にしました。
良い場さえ設定できれば、あとは勝手に成長してくれます。
介入のし過ぎによって、成長が阻害される可能性があります。
「選手のため」を思って取った行動が「選手の成長を邪魔する」という悲しい結果になってはいけません。
コーチは誰でもできる!故に素晴らしいし、危険
コーチに向いてる、向いていないに関わらず誰でもコーチになれます。
それ自体は非常に素晴らしいことだと思います。
コーチ次第で様々な素晴らしい瞬間に出会えます。感動するような出来事に出会えます。
同じように、悲しい出来事もたくさん訪れます。
「コーチに向いている人の特徴2:向上心」で紹介したように、
学び続けることがコーチでいるために最低条件です。
これからもスポーツのコーチングについては発信していきたいと思います。
これからも一緒に勉強し続けましょう!
それでは!
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